(続)新商品開発

高知県土佐山田町、物部川流域にある祖先から引く継いだ田畑を活用して、青ネギを栽培して3年目に入ります。

この地域ではニラやネギ、生姜の栽培が盛んです。

勿論、多くの農家が儲からないといいながらもお米も栽培していて、この時期、早場米はすでに稲穂が金色に輝いています。

俄かに農業法人を立ち上げ、4年が過ぎましたが、素人の域を出ません。

それでも、知り合いから、根強い需要があるからと勧められるままに、加工用のネギの栽培を続けています。

当初は徳島の方から指導を受けましたが、幸いにも何とか継続して出荷を続けています。

通年で出荷しているわけですが、加工用ということで、畑から根を残して刈り取って、外側の部分を除き、10キロ単位で県内外の加工場へ送ります。

年間で値決めをしていますので、その都度価格を交渉する必要がなく、決められた数量を出荷することになります。

値決めの価格は厳しい数字ですが、それでも、市場の相違を調べてみると、私どもの契約価格の半値程度の時もあれば、3倍もするときもあります。

今後も、しばらくはこの加工用のネギの栽培を続けていく所存ですが、できればその一部を利用して、付加価値を付けるために加工品ができないかと考え、昨年は、地元の味噌屋さんに青ネギを持ち込み、ネギ味噌を商品化することができました。

販売は順調に推移していますが経営の柱になるまでには時間がかかります。

一昨年に販売を開始している焼き肉のたれもありますが、更に自社のネギを活用した加工商品を考えています。

高知県も食の商品開発に関しては力を入れているので、自治体等の主催の研修会や相談会も多く開催されます。

私は機会あるごとに、自社の青ネギを携えて会場に出向くことにしています。

今年も年末までに新たな商品を開発することを皆様と相談したり、お願いしたりしていましたら、最近、幾つかの話が進み始めてきました。

世代の違い、様々な経験や専門の方々からのアイデアは自分自身では想像もできない分野へと展開されていきます。

四万十町の会社で、各種食品を製造販売しているM氏を紹介していただいたところ、青ネギをふんだんに使った餃子を試作してみましようと、ご提案頂いたので早速、青ネギを送らせてもらいました。

M氏はとっさに、「ねぎまみれ餃子」とネーミングまで考えてくれました。

平素から知り合いで、日曜市にも出店されているL社は立派な加工施設を持たれていて、ケーキやスムージー等さまざまな商品を加工販売されていているので、ネギの乾燥をお願いしたところ、早速ネギの色が残る乾燥ネギの試作品をお持ちいただいた。

更には、現在販売されているトマト味のラスクの姉妹品としてネギラスクを検討してみるとのこと。

また、180年も続くI麹店の7代目社長を窪川の工場まで、ネギを持って相談に出向いたところ、色々アイデアを出して頂いた。

販売されている商品一つに、ビンの中に乾燥した麹をいれていて、購入した方が、自分で、みりんと醤油を入れて、2週間ほど置いておくと麹味噌ができるというユニークな商品があった。

それに乾燥したネギを入れさせてもらったらどうかとゆう発想が浮かんだ。

大手の食品開発会社の話では、毎年、数多くの商品開発を手掛けても、実際に世に出るのは2割程度あれば良い方だとのことですが、困難は承知で、皆様の意見を頂きながら着実に新商品を開発していきたい。

平成30年8月2日 鍵山 武男

ものづくり総合技術展

今年で、第6回目になる高知県「ものづくり総合技術展」が、11月、三日間に渡りに開催され、弊社、「株式会社土佐龍馬の里」も食品加工ゾーンに出展した。

この展示会は、高知県の産業技術を広く、国内・海外に知って頂くことと、高知県の産業振興や地域課題の解決に役立てる目的も含め、高知県内の企業間の交流とコラボレーションを促すことも大事なテーマとしている。

展示場はテーマごとにブースが設けられていて、会場中央には、企業のプレゼンテーションの舞台があり、参加各社はそれぞれの技術に関して熱心に説明している。

多くのゾーンの内訳は、産業技術、農林水産、ITソフトウエア、防災技術、エコロジー、住まいと暮らし、産業教育、食品加工、それにブース内に入らない大型の機械等の屋外展示、コンサルタント・ゾーンがある。

更には、来場者の楽しみの一つである、高知県各地の旨いものが食べられるコーナーがある。

今回の展示には県内企業132社が参加していて、県外のバイヤーや得意先企業も数多く招待されている。

海外からは、台湾・タイ等の国々からも来場して、各ブースに関心を寄せている。

私どもも、食品加工ゾーンの一角に展示ブースを構え、3年前から開発し、順調に県内外に販売している、焼き肉のたれ「にんにくやきにく極みたれ」とこの数か月で商品化した、
弊社が栽培している、青ネギをふんだんに入れ込んだ「ネギ味噌」を試食販売した。

この商品は、高知県内のD味噌屋さんとコラボレーションして製品化し、ラベルのデザインと食べ方のバリエーション等は、地元のY高校の商業課の生徒が提案してくれた。

限られたブースの中で、用意した、野菜のスティック(大根、セロリ)を付けて試食してもらった。

現状では、試作品段階にも拘らず、ブースに立ち寄られた多くの方々が、美味しいと、目を丸くして喜んでくれた。

この展示会の反応に自信を得て、早急に本格的に販売を開始したいと考えている。

今回の展示会には、多くの地元の高校生が、学習の一環として、先生に引率され、メモを取りながら彼方此方のブースへ数人単位で立ち寄り、学習する姿が目立った。

私どもの「ネギも味噌」のデザインを考案してくれた、高校生も立ち寄ってくれて、商品開発に携わった仲間として製品化した喜びを分かち合った。

更には、大手量販店のバイヤーやネット販売の関係者も関心を寄せてくれて、今後の販売チャネルとしても手ごたえがあり、嬉しい限りである。

話題としては、高知市内の多くの方が飲食を楽しむ「ひろめ市場」内のお店が、従来はかつおのたたきは、ポン酢や塩で食べるのが常識の中で、私どものこの「ネギ味噌」をかつおのたたきに塗り、軽く炙ったら、従来の食べ方に比べ、新鮮でおいしい味わいに、注文が止まらないとのこと。

このように、展示会の機会は、多くのヒントとアイデアを提供してくれる場になるのだと今更のように感激している。

多くの出展社が、それなりに成果を感じていると思われます。

また、普段触れることのない分野の産業に関しても学習できる機会と考えると、展示会の効果は計り知れない価値があるのかもしれない。

平成29年11月18日 鍵山 武男

青ネギ栽培3年目

農業の六次産業化を目指している、弊社(株式会社土佐龍馬の里)が、現在、栽培しているのが青ネギです。

直接栽培していることで生産者としての立場をよく理解することができます。

更には、加工品製造販売、高知県内の生産者の農産物や加工品を主に首都圏への販売。

これらを合わせて六次産業を推進していると自負しています。

青ネギ栽培のために、弊社の近くのハウス圃場を入れて5枚の畑、全部で1町1反ほどを活用して、通年で栽培・出荷しています。

ネギには数多くの種類があり、栽培の仕方や、栽培される地域で違った名前や商品になるようです。

私どもの青ネギは、西日本で一般的に食べられていて、比較的太く、緑色の部分が多く、一本から数本に枝分かれしています。

炒め物や丼、麺類、お好み焼きなどさまざまな料理に活用できます。

通年で出荷していますが、温暖な高知といえども季節や天候により、安定して出荷するにはそれなりの苦労があります。

ハウス圃場は香美市土佐山田町小田島で会社の所在地の近くにありますが、現在栽培しているハウス圃場は半分ほどで、残りは畑を休ませている状況です。

畑は主に一人の若手社員O君が頑張ってくれて、私自身は若干の手伝いをしている程度です。

平成30年6月7日 鍵山 武男

初出荷

6か月前から、高知の農業生産法人「株式会社土佐龍馬の里、香美市土佐山田町」に若手の社員2名を採用して、従来からの、高知県産農産物の首都圏への販売と加工品の生産販売に加えて、農産物の栽培を始めていた。

主な栽培品目は、食材用のカットネギで、種類は青ネギで関東の白ネギと違い、根の部以外は青く、小葱(奴ネギ)等に比べ、太くボリュームがあり、主に関西方面では、うどん等の薬味や、カットネギとして販売される。

青ネギを栽培することに決めたのは、親しくしている、高知県の東部地区、田野町で地域の生産者を取りまとめ、ナスやトマト等を生産販売している、Y氏の勧めがあったからで、販売先が確定していることが主な理由でした。

さらには、今後も引き続き需要が見込まれ、
是非、栽培してほしいとの強い要望があり、現在生産しているプロが指導もしてくれ、販売価格も悪くなく、まあまあの反収が見込まれることが、現在栽培している生産者からの履歴で判断できたからです。

社員の二人も真剣に取り組んでくれて、4畝ほどのハウスで、種から苗を育てる所から、指導してもらいながら始めました。

始めるにあたって、近隣の若手農家3名も、従来から栽培している農産物に加え、新たに、青ネギを一緒に生産することになり、販売先に安定して供給することが可能になり、お互いに、協力する体制もできました。

度々、指導者がハウス圃場を訪問してくれて、土づくりから、肥料、消毒等に関しても事細かくアドバイスしてくれました。

その際には、当方のハウス圃場に一緒に取り組む若手生産者が全員集まり情報を共有しました。

先日は、いよいよ出荷も近づいたので、青ネギを10キログラム入れる、段ボールの発注をどこにするか皆で決めて、デザインや段ボールの発注方法もコストが安くなるように相談したところです。

出荷に関しても、それぞれのハウス圃場の成長状況を判断しながら、スケジュール化をして、計画出荷を具体的に決めました。

私どもの栽培が一番早かったので、最初に出荷することになり、物流会社をどこにするかも、それぞれの情報をもとに、一社に絞り、N物流にきめ、運賃もかなり勉強してもらいました。

出荷に際しては、指導者が懇切丁寧に、収穫してきた青ネギの“そぐり”方を実際に指導してくれました。

外の部分や、折れた部分等を取り除く等ですが、効率を上げるために各種の機械を使っているところもあるようですが、初期には、とりあえず、人力のみで対応することでスタートしました。

この地区はニラの主要生産地でもあり、ニラを出荷する場合の“そぐり”が人手を要する作業に比べれば、青ネギの場合が格段に短時間に作業ができることが想定されました。

初出荷は、10キログラムの段ボール10箱からスタートし徐々に増やしていく計画です。

ハウス圃場から若手社員が青ネギを刈り取ってきて、荷揃えをして、段ボールにいれ、計量して、15分程のところにあるN物流のセンターへ持ちこみました。

翌日、大阪の販売先へ届けられた青ネギの着荷状況も問題ないとのこと。

販売がスタートできたことで、会社もいよいよ収入が上がることになります。

今後も関係者で協力しながら、安定したビジネスにしていきたいと願っています。

平成28年2月17日 鍵山 武男

新商品開発(ネギ味噌)

農産業の六次産業化を目指して取り組んでいる、高知県の農業法人「株式会社土佐龍馬の里」を仲間と経営して4年目に入る。

一次産業として、現在は1町余りの土地で、青ネギを栽培して、根をカットして加工用として地元を含め関西の数社に販売している。

中には、焼き肉やさん等へ直送する場合もある。

二次産業としては、3年前から、地元の“にんにく”をふんだんに入れた焼き肉のたれ、を地元の生産者に委託して生産している。

三次産業としては、自社の製品を販売する傍ら、
高知県内の生産者の農産物を主として首都圏に販売しているので、会社としては6次産業を経営している形にはなっている。

それぞれの、取り扱いを増やしながら、関連商品を開発するように日々模索しているが、自社で栽培している青ネギを使った商品作りを主に検討している。

昨年からの取組では、ネギを自社で刻んで、鉄板にガスボンベを用意して、高知県での各種イベントで“焼きそば”販売している。

焼きそばの味付けは自社のタレで、具の内容はネギをたっぷり入れて、後は地元のオイルサーディン(土佐湾宇佐地区のいわし)で美味しく仕上げた健康焼きそばである。

然し、これはパッケージ化が難しく、マーケットを見てみると大手の商品が安価で多数並んでいるので商品化は難しく、当分、イベントで製造販売することになる。

地元、高知県香美市土佐山田の高校は、生徒の学習の一環で、従来から数々の商品化を検討していて、ヒット商品として“山田饅頭”がある。

先日、校長先生に栽培しているネギを大量にお渡しして、商品開発の材料にしてくださいとお願いしたら、イベントの時にピザのトッピングとして使っていただいたのこと。

商品化を四苦八苦して、役員同士で検討していたところ、高知の味噌屋D社が、中国産のネギに変えて、わが社のネギを使った、ネギ味噌の試作品を作ってくれた。

D社の社長もわが社のネギを使った方が、香りも味もいいとのことで、なるほど味わってみると、満足できる味である。

官民連携の食品研究会等にも持ち込んだが評判がいいので、現在はこのネギ味噌の商品化に集中している。

味噌とネギの割合とか、容器、デザイン、販売先、用途等、検討事項が多々ある。

そこで、高知県の機関である“よろず相談所”のK氏が、デザインやネーミングの費用を安く上げるには、「山田高校に依頼して検討してもらったらどうか、」とのアドバイスがあったので、早速、サンプルを持って訪ねた。

校長に説明すると喜んでくれて、ぜひ一緒に検討しましょうとのこと。

この商品を販売することになると、製造者はD社で、デザイン等の協力は山田高校、販売は弊社ということになり、地元でも関心を持ってもらえるのではないかと考えている。

用途としては、酒のつまみ、“きゅうり”に、たぶん、“おにぎり”の具としては最高なのではと考えている。

後は販売先によっては業務用も検討し、適正価格で利益が出るように詳細を詰めていきたい。

平成29年9月20日 鍵山 武男

青ネギ栽培3年目

農業の六次産業化を目指している、弊社(株式会社土佐龍馬の里)が、現在、栽培しているのが青ネギです。

直接栽培していることで生産者としての立場をよく理解することができます。

更には、加工品製造販売、高知県内の生産者の農産物や加工品を主に首都圏への販売。

これらを合わせて六次産業を推進していると自負しています。

青ネギ栽培のために、弊社の近くのハウス圃場を入れて5枚の畑、全部で1町1反ほどを活用して、通年で栽培・出荷しています。

ネギには数多くの種類があり、栽培の仕方や、栽培される地域で違った名前や商品になるようです。

私どもの青ネギは、西日本で一般的に食べられていて、比較的太く、緑色の部分が多く、一本から数本に枝分かれしています。

炒め物や丼、麺類、お好み焼きなどさまざまな料理に活用できます。

通年で出荷していますが、温暖な高知といえども季節や天候により、安定して出荷するにはそれなりの苦労があります。

ハウス圃場は香美市土佐山田町小田島で会社の所在地の近くにありますが、現在栽培しているハウス圃場は半分ほどで、残りは畑を休ませている状況です。

畑は主に一人の若手社員O君が頑張ってくれて、私自身は若干の手伝いをしている程度です。

青ネギは日々の出荷量に合わせて、早朝、根の部分を残してカットして収穫します。

その後、作業場で外側の枯れた部分等を取り除いて、用意された10キロ入りの段ボールに入れます。

出荷先は数か所ありますが、主な出荷先は関西方面です。

通常は一回に10キロの段ボール入りを10ケースから20ケース一を一か所に送ります。

一年中8℃から10℃のクール便になります。

主な運送会社は南国インターの近くにあるN運送です。

そこへは弊社の軽トラで持ち込みます。

更に遠方に出荷する場合集荷に来てもらう場合もあります。

高知市内の配送先には、高知県下を集配して回るK配送が届け先の手配で集荷に来ます。

後は、高知市の卸売市場のM青果は自社の車で社員が取りに来ます。

それぞれの配送先によって配送・物流には取引先と相談しながら最適な手配をするよう心掛けています。

私どものカットネギは最終的には、生活者になるのですが、殆どの配送先は、野菜類のカット工場になります。

各種にカットされたネギは、食材として各種の食品等に使われます。

高知市内に配送しているものは、高知の日本食のレストラン・チェーンのオーダーによるものですが、途中、市内のカット工場へ届けています。

届けられたネギは三通りの方法でカットされて、店舗に届けられているようです。

後は、通販で、個別に焼肉屋さんとかラーメン屋さんに直接出荷しています。

野菜のカット工場との契約は、年間で出荷量が決められ、販売価格も原則、年間値決めになります。

価格帯は市場の相場の平均値が参考になっています。

最近、力を入れているのが、自社で栽培している青ネギを活用した加工品の製造・販売です。

昨年から新商品として開発した、ネギ味噌は、高知市内のD味噌屋さんに私どものネギを持ち込み商品を作っていただいて、その後、全量、弊社で買い取り、販売しています。

今のところ順調に販売していますが、今年は、更に新たな商品開発を検討しています。

平成30年6月7日 鍵山 武男