高知で人気の土佐の日曜市を紹介!

高知市では毎週日曜日に「土佐の日曜市」という市が開かれており、高知県全土から、生産者が地元の産物を持ち寄り、高知城の大手門から真直ぐ東へ伸びる大手筋(長さ1.3キロメートル)におよそ420店のテントが並びます。

クスノキとフェニックスが揺れる南国情緒満点のメインストリートを片側2車線占拠して4月から9月は午前5時から午後6時まで、10月から3月は午前5時30分から午後5時まで(出店の多い時間帯は午前6時~午後3時の間となっています)、年末年始とよさこい祭りの期間を除いて毎週開催されています。

この日曜市が誕生したのは江戸期。

元禄3年(1690年)土佐のお殿様が定めえた「市立」に始まり庶民の生活市として300年以上もの歴史を刻んでいます。

私も、日曜日に特に用がない場合は、この日曜市に出かけるのを楽しみにしています。

出店者には決められた店番と生産者名が描かれた看板があり、東から一丁目から七丁目まで、道の両側は南北で示されます。

従って、出店者はそれぞれ、いつも決まった場所で店を構えています。

季節により販売されている野菜や、果物等は何時も旬のものが並ぶので、高知県の産品を首都圏に販売している私には、毎回勉強になり、いつも何かの発見があります。

この日曜市に出展されている、20件程とは顔なじみで、毎回立ち寄り情報交換をしています。

多くの店は年配の女性が販売していますが、最近は若い方々も増えてきました。

日曜市のみで販売している方も多く、その方々にとっては一週間の大事な現金収入の場でもあります。

私が立ち寄る店には、若い夫婦でご主人の実家でサツマイモ、生姜等を販売している方、土佐湾を展望できる果樹園で、ポンカンを収穫し、収穫後にはジャムやジュースに加工して一年中販売できる商品を持っている方、中山間地区で文旦やポンカンを有機栽培して、加工品も販売している方、市内から近いところで、エディブル・フラワーを栽培して、各種加工品を販売している仲のいい夫婦、身体障碍者を雇用して果物の加工品やケーキを製造販売しているやり手のご夫妻、近海(浦戸湾)で各種カニや魚を取り、私が大好きな酒盗を作っている元気なおばさん、地元の生姜を使ったドリンクを一杯120円で飲ませてくれるご夫婦等々、多くの方々との触れ合いが楽しい時となります。

私がよく立ち寄る店で、高知の浦戸湾でとれたエガニや海産物を売る元気のいいHおばさんからは手作りの酒盗(かつおの塩辛)をよく買わせてもらっています。

彼女は一度テレビに出たこともある地元の有名人で、ご主人と料理店を経営していて、そこで宴会をすると、とれたての蟹や海産物がふんだんに宴席に盛られます。

ちなみに、高知には日曜市だけでなく、そのほかの曜日(火曜、木曜、金曜)にも市が開かれています。

また、土曜日にはオーガニックマーケットといわれる、無農薬、有機栽培の青果物等が並ぶ、全国でも珍しい市が、池公園で開催されます。

名前土佐の日曜市
住所〒780-0842 高知県高知市追手筋9
電話番号088-823-9456
営業時間出店の多い時間帯:6:00~15:00
アクセス高知ICから車で約15分
堀詰駅(とさでん交通)から徒歩約5分
大橋通駅(とさでん交通)から徒歩約5分
駐車場高知県庁駐車場(休日無料開放)
※日曜日は混雑しているので空いていない場合は周辺の有料駐車場へ
公式ホームページhttps://www.city.kochi.kochi.jp/site/gairoichi/(高知市)

日曜市に行かれた方の感想

高知の日曜市は1690年に始まり330年の歴史があります。街頭市として日本一の長さを誇り、高知市の認めた公設の街頭市となっております。

県民が利用するのはもちろんですが、県外からの観光客の方や外国人の旅行者の方にも大変人気な市です。

では、ここからは実際に土佐の日曜市に行かれた方の感想を掲載させて頂きます。

日曜市がどんな市なのか知りたい方はちょっと参考にしてみて下さいね。そして気になった方は是非一度高知へお越しくださいませ♪

野菜や果物、魚など特産品がいっぱい!

高知の観光スポットと言えば、朝から賑やかな日曜市です。道の両側に小さな店がズラリと並んでいます。野菜,果物,魚,地元の特産品など見ているだけでも楽しめます。

お目当ての物が有れば、時には足を止めてお店のおばあちゃんと会話し商品を購入するのも楽しい時間となります。また、商品の値段安さに朝から得をした気分を味わえます。

活気の有る雰囲気を感じながら、ゆっくりとしたペースで歩き、ふと立ち止まり商品のお買い物といった事を気がつけば約1時間繰り返していました。

購入した商品は両手に一杯です。こういったアットホームな雰囲気を感じる事が出来る市場は、他には無いと思います。また次回足を運びたくなる日曜市、最高でした。

売り切れが出るのも日常茶飯事!

とても新鮮な野菜や果物がやすく購入できるのも大変魅力的です。この日本一では歩行者天国にして開かれるので解放感や非日常感も味わえますのでデートにもいいかもしれません!

おいしい物をたくさん食べるもよし、土佐刃物や植木等生活雑貨を買うのもありです。

行列が出来ているようなお店では売り切れが出るのも日常茶飯事なので、気になったものがあれば即購入する事をおすすめいたします。

いも天やアイスクリンなど魅力的な食べ物がたくさんあるのでついつい食べ過ぎてしまうかもしれません。ですがご心配はいりません。

この日曜市は約1000mもの距離があるのであれこれ見ている間にカロリーがガンガン消費されていきます。ちなみに筆者は芋けんぴがお気に入りです。ぜひ一度足を運び芋けんぴを食べてみてください。