補助金について少しずつ書いていきます。だんだん下まで伸びていきますよ。完成するまで時々覗いてください。

 

高知に来て1年が過ぎようとしています。なかなか大波小波の1年でしたがようやくすこし落ち着いてきました。

その理由の一つに補助金採択があります。

いくつかの補助金が採択されたので、補助金を採択してもらえるような書類作りがだんだん上手になってきたみたいです。

さらに、全国の補助金情報が毎日流れてくるので、全国の補助金情報をゲットすることが出来ます。

高知市内に住んでいるので、他所の県は不要な気もしますが、他所の県のことを相談されることもあるので、全国の情報を入手しています。

補助金採択のコツ

補助金採択のコツは募集要項に沿っているかどうかが一番重要です。だから募集要項を隅から隅まで読み込み、理解することが最初にやることです。

ただ、補助金の募集要項は、なかなか分かりづらく書かれているので、最初は苦労するかもしれません。その場合は近くの商工会議所に行って相談しましょう。

ご自身は商売をしなければ、生活が出来ないじゃないですか?

だから、専門家のアドバイスを受けることが非常に大切です。

そうして、補助金の募集要項を理解したら次のステップです。

ちなみに、小規模事業者持続化補助金のコロナ型はすでに募集を終了していますが、この目的は

小規模事業者および一定要件を満たす特定非営利活動法人(以下「小規模事業者等」という。)が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため①小規模事業者等が取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより②地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的③とします。
本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取組(例:新たな市場への参入に向けた売り方の工夫や新たな顧客層の獲得に向けた商品の改良・開発等)に要する経費の一部を補助する④ものです。
さらに、今回の公募にあたっては、新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える影響を乗り越えるために前向きな投資を行いながら販路開拓等に取り組む事業者への重点的な支援を図ります⑤

と記載されています。つまり、ことばを置き換えると

今後どうなるかわからない社会情勢(増税や最低賃金引き上げ、法改正)に対応するため①販路拡大をする取り組みに国が一部の経費を差し上げましょう②それによって生産性の向上や潰れないでくださいね③本補助金は発展するような経営計画を作って地道に販路を拡大する取り組みにお金を出しますよ④。さらに、審査する時はコロナの影響を受けても頑張っている事業者に重点的にお金を出します⑤

と読むことができるんです。

 

それ、儲かりますか?

これが一番大事です。国は税金を使って申請者の事業を助けようとしますが、それは後から納税という形で返ってこないことには、他の納税者に文句を言われます。

『100万円を皆さんから集めた税金より支出しましたが、ほらこんなに納税してくれる事業者に成長しました!』と言われたら、我々納税者も文句を言えないじゃないですか?

だから、確実に儲かるようなプランを提示しないと補助金はもらえません。

ところで、持続化補助金のコロナ型の第1回、第2回の採択率が8割を越えていました。

国はコロナで大変な事業者にお金をつぎ込む目的で、採択したところがあったみたいですが、よくよく調べてみたら必要な中小の事業者に回らず、詐欺の材料に使われていたり、フランチャイズの事業者に渡っていたりしていたのがわかって、一気に採択率を下げてきました。

第3回は34%、第4回は29%でした。ちなみに、私が通過したのは第4回でした。

当時の書類を見返すと、『よくこれで採択されたな』と恥ずかしい感じです。

今では何を書けば良いかがわかっているので、第4回のような書類は書きません。穴だらけです。(笑)

それはともかく、現在はAIなどを導入して、インチキが出来ないようにIT武装しています。

申請書類の書き方が少々下手くそでも、事業者が本気で自分の事業を見つめ直し、商工会議所のような経営コンサルティングができるところの助言を受けて、事業を成功して欲しいと思っているみたいです。

経営コンサルタントを活用しませんか?

皆さん、地域の商工会議所や商工会に入会されていますか?

今回、持続化補助金や事業再構築補助金を相談させていただくために商工会議所に入会したのですが、補助金獲得が目的であっても事業を見直しできたのは大変良かったです。

事業を見直すことで、経営の効率化が進みます。

実際に持続化補助金を申請した事業者さんが、『採択は落ちたけど自分の事業を見直したことで、経営に自信がついた』とか『やるべき道が見つかった』という肯定的な意見を読んだ事がありました。

ぜひ、皆さんも商工会議所や商工会に属されて、アドバイスを受けたら良いと思います。

経営コンサルティングは有料かもしれませんが、補助金の書き方については会員さんは無料で対応されていたと思います。
※地域によって変わりますので、最初にご確認ください。

あなたの会社の強味と弱味を把握していますか?

あなたが最初に会社を設立した動機はなんですか?

ただ何となく、始めた方というのは恐らくいないと思います。

誰かが困っていることを解決できる自信があったり、誰も作っていないものを作っていたり、誰にも負けないこだわりを持っていたりして起業をされていませんか?

あるいは家業を継いだという方もいるかも知れません。

家業を継がれた方の場合は、本当にやりたいことなのか否かで継続するか否かを決めた方が良いかと思います。

やりたくないことをずっと続けるのは苦痛以外の何物でもないですからね。

さとる