以前から「高知県のイベントに参加したい!」とか「高知県の美味しいグルメを堪能したい!」などのありがたい声を多数聞く中で高知県へのアクセスに関する疑問の声も耳にしました。

具体的には、「高知県に観光に行きたいけど、どんな手段で行けば一番楽なの?」や「できるだけ移動費用を抑えて、高知を堪能するためのお金にまわしたい!」と言った内容でした。

そこで今回は、大阪から高知までのアクセス方法を①~⑤の項目でまとめてみましたので紹介させていただきます!

飛行機

まずは、飛行機での大阪から高知までのアクセス方法を紹介します。

片道運賃は約13,000円程度になりますが、どの航空会社の飛行機を利用するかやそのグレード及び搭乗時期によっても料金に差が生じます。

【大阪 → 高知】

・大阪 伊丹空港(全日空)→ 高知龍馬空港 約50分

飛行機は早い段階で予約を行うと割安で航空券を購入ができるシステムがあるので、予定が確定している場合は予め早く手続きすると良く、経路については大阪から高知間は直通の便が利用できるので乗り換えの必要もないです。

【高知龍馬空港 → 高知市】

・高知龍馬空港(とさでん交通)→ JR高知駅 約25分
・高知龍馬空港(とさでん交通)→ はりまや橋 約20分

また、高知龍馬空港からは連絡バスも出ています。これを利用すれば、簡単に高知市に移動ができます。

新幹線

次に新幹線を使った移動経路の紹介をします。今回の新幹線の移動経路は新幹線+在来線特急を利用したものになり、片道運賃は約11,000円程度となります。

・新大阪(新幹線)→ 岡山(特急南風)→ 高知 約3時間30分
片道運賃については、指定席を利用した時の金額で、追加でグリーン車などを指定する場合は、その分運賃がかかりますので確認するようにしましょう。

また、行く地域(中村だと約5時間20分、宿毛だと約5時間50分)によっては大分所要時間に差が出てきます。

次に、新大阪駅から高知駅までの経路の説明をします。

1)新大阪駅から新幹線に乗り、岡山駅まで向かいます。
2)岡山駅で下車し、JR特急南風に乗り換え、高知もしくは他の地域へ向かいます。

所要時間については、上記の時間は移動時間の記載となりますので、実際の高知までの乗り換えまでを含めた所要時間は約4時間程度みておくと安心です。

また、中村や宿毛などの地域に行く際にも同様に乗り換え時間があるため、30分程度余分に所要時間を見込んでいた方が計画しやすいと思います。

新幹線での大阪・高知間の移動は必ず一度岡山を経由する必要があり、移動距離の割には到着するまでにより多くの時間が必要です。

運賃も高くなる傾向があるので、安く抑えたい人は高速バスでの移動を、早く到着したい人は飛行機での移動を推奨します。

鉄道

新幹線を使わない鉄道についても紹介します。特急などを使わない在来線のみの移動で片道運賃は約6,400円程度となります。

・新大阪駅(新快速)約1時間 → 姫路(JR山陽本線)約20分 → 相生・兵庫(JR山陽本線)約1時間10分 → 岡山(マリンライナー)約40分 → 坂出(JR予讃線サンポート南風リレー号)約15分 → 多度津(JR土讃線)約1時間10分 → 阿波池田(JR土讃線)約2時間40分→高知駅 計約8時間30分

在来線のみで移動する場合、上記のようなスケジュールとなり、乗り換える必要が多数あります。

基本的にはこの移動手段はおすすめできないのですが、長期休暇の際に購入することができる「青春18切符」を利用して移動自体を楽しむのであればそれはそれで楽しいものになるのかもしれません。

もちろん、乗り換えがスムーズにいかないことや電車に遅延などのトラブルが発生すると日を跨いでの移動になる可能性も十分にあります。

それらの可能性も考慮に入れて、検討すべきだと思います。

高速バス

高速バスでの経路紹介です。昼行・夜行両方あるものや夜行のみのものもあります。また、片道運賃は約4,000円程度からとなります。

また、高知の地方観光を目的とする人のために【JR高知駅→高知県内各地】の移動方法と所要時間も簡単ではありますが、紹介させていただきます。

【大阪 → 高知】

・JR大阪駅・JRなんば駅湊町バスターミナル(高知エクスプレス号)→ JR高知駅 約5時間10分

車内はもちろんWi-Fi・トイレ完備でそれぞれがしっかり独立した座席が三列に設置されており、座席横にはカーテンを使用して隣とのしきりもできるのでプライベート感満載で快適に移動ができます。

・大阪梅田(よさこい号)→ JR高知駅 約4時間50分
Wi-Fi・トイレ付きの三列独立シートです。さらに、車内ドリンクサービスもあるので無料で喉を潤せます。

・大阪梅田・なんば港町バスターミナル・あべの橋(しまんとブルーライナー(夜行のみ))→ 窪川駅前・中村駅・宿毛駅 最長約9時間30分

各シート間に備え付けのカーテンがあるのでしっかりプライベートスペースが作れるような三列独立シートになっています。もちろんバス内にはWi-Fi・トイレも完備しています。

・大阪・南海なんば(徳島バス 室戸・生見・阿南大阪線)→ 甲浦・生見・室戸 最長約5時間50分

三列独立シートでリクライニングも効く快適な乗り心地です。もちろんWi-Fi・車内トイレも完備しています。

上記の4つが主だった【大阪 → 高知】の移動手段となり、移動するタイミングや目的の場所で選択する必要があります。

運賃自体は比較的安く抑えることが可能ですが、所要時間が約5時間~最長9時間半とバラエティに富んだ内容になっており、もしJR高知駅から県内各地に行きたい場合は、須崎にはJRバスで約1時間10分程度、安芸には阪急高速バスもしくはとさでん交通で約1時間30分程度、さらに宿毛にはしまんとライナーを利用すると約4時間50分程度で到着することができます。

上手く利用できれば良いのですが、前日から移動できるスケジュール以外ではあまりおすすめできる内容ではないと思います。

最後に車での移動の紹介となります。片道での高速利用料金は約10,000円~12,000円程度で、主に下記のようなルートがあります。

・中国吹田(中国道)→ 神戸JCT(山陽道)→ 早島(瀬戸中央道)→ 坂出(高松道)→ 川之江JCT(高知道)→ 高知 およそ325km 約3時間40分

走行速度やガソリン価格・走行時間帯・道路状況などの変動する要素が多々あるため一概には比較できないですが、自動車での移動の最大の利点は、他人との干渉がほとんどないことです。

周りを気にせず、仲間と楽しく談笑しながら目的地に向かう・・・それだけでもリラックスした時間が過ごせると思います。

運転手は移動時間が約4時間あり、それなりに長く大変かもしれませんが仲間と交代しながら行けば、比較的楽に移動できるのではないでしょうか。

以上の①~⑤が、主だった大阪から高知へのアクセス方法となります。私個人としては、①の飛行機をおすすめしたいと思います。

②の新幹線を利用した場合と比較して、2,000円しか差がなく、移動時間が倍以上短縮できるのはとても魅力的です。

また、移動自体を楽しみたいのであれば、③の在来線での鉄道や④の高速バスが、仲間とワイワイしながら移動したいのであれば、⑤の自動車での移動が楽しそうです。

今回紹介させていただいた方法が、皆様の高知観光に役に立てば幸いです。最後に私たち高知の観光案内こうちっち一同は、皆様の高知来訪を心よりお待ちしております。